幻霧ノ塔ト剣ノ掟

 

 

●現在


神々の加護を得、人間族が、世界の覇者となる
妖精族でさえも、神々をあがめるようになる
神の力が再び世界を飲み込もうとしている

 


 

そして、その当時の現在についての記述で終わっている。
世界の趨勢は、神々が封印された異世界から干渉してきた人間という種族に傾いた。
しかしながら、妖精族が滅ぼされずにいるのは神々を信仰するようになったからということになっている。
結局のところ、神々の支配の下でこの世界が成り立っているということだ。
着目すべきは、最後の神は単数形になっている点である。
力を取り戻した神々が、神同士で勢力争いをはじめたということであろうか。

更に気をつけねばならないのは、予言的な記述で終わっている点だ。
この後、”であるから○○の神をあがめるものは救われる”などと続けば、途端に怪しげなものになるではないか!
それだけにこの時代は混迷を極めていたと推測できるのだ。


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