主人公レシオンは、セラ教の信者「セラの民」である母親と闇の民「ベルガード」の父との間に生まれた。幼い頃ベルガードの父から捨てられた彼は、自分に流れる血の半分を憎みその痕跡を消そうとするかのようにトリスタン公国の聖騎士団へと入団する。憎しみと生来の真面目さとが効を奏し、まもなく頭角をあらわしはじめたレシオンは団長ヒースクリフの寵愛を受け最年少の騎士団長に抜擢され、与えられた飛空艇でベルガードの反乱軍討伐を命じられるのだった。この後待ち受ける運命も知らず…。