1943年、スターリングラードの戦いで大敗を喫したドイツ軍は、敗残兵の余剰人員を集め、予備戦車隊を編成した。負傷により前線を退いていた実践経験豊富な戦車の鬼ユルゲンが隊長を務める、いわば寄せ集めの部隊だ。そこに、若き戦車長ルドルフ・ツェッペリが配属されるところからこの物語は始まる。
■ドイツ軍 オルクス隊
予備戦車隊として編成されたが、その功績により戦車専門の精鋭遊撃部隊として各地の激戦区を転戦し、いつしかオルクス(死神)隊と呼ばれることになる。
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ルドルフ・ツエッペリ伍長(24) 主人公 |
戦車名:ラーベ(ワタリガラス) |
戦車学校を卒業し、配属された部隊がスターリングラード攻防戦で彼の戦車を残して全滅。オルクス隊へ引き抜かれることとなった。 彼を中心にストーリーが進展する。 |
初期習得スキル:損傷修理、完全捕捉 |
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ユルゲン・フォン・シュトラウツ少尉(42) |
戦車名:オルクス(死神) |
代々軍人の家系という環境で育った生粋の軍人。負傷して後方の戦車学校で教官をしていたが部隊再編に伴い、オルクスの隊長となる。実践経験豊富な戦車の鬼。 ゲーム中はNPC(ノンプレイヤーキャラ)となり、プレイヤーの指揮下にはない。 |
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ギュンター・ホルツマン軍曹(44) |
戦車名:マイセル(鏨・たがね) |
経験豊富な古参兵で、ユルゲンの右腕的な存在。古い戦車を好む傾向がある。「優れた戦車兵は、優れた戦車に優る」が座右の銘。ユルゲンとは以前の部隊からの長い付き合い。 |
初期習得スキル:損傷修理、装甲傾斜 |
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ハンス・ヴァッセル上等兵(24) |
戦車名:コンツェルト(コンサート) |
繊弱で女性のような外見がコンプレックスの新人戦車兵。軍人の家系で無理やり戦車兵にさせられたが、本当は音楽家になりたかった。フルートの名手。 |
初期習得スキル:損傷修理、地雷除去 |
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ハインツ・リッペ上等兵(23) |
戦車名:アインホルン(一角獣) |
新人の戦車兵。初陣で一人取り残されているところをオルクスに編入される。指揮能力的には問題無いのだが、方向音痴のために迷子になりやすい。国の彼女に手紙を欠かさない。 |
初期習得スキル:損傷修理、応急回復 |
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モルト・シュベーヴァ少佐(67) |
後方の司令部でオルクス隊を支える指揮官。高齢のため引退寸前の所を留意されて任官する。士官学校の教官時代、ユルゲンを教えていた。いわばオルクスの事務方トップで、すべての命令は彼を通して行われる。通称「親父」。 |
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クルト・ブレーダマン上級上等兵(32) |
戦車名:ユクス(冗談) |
元は砲兵だったが、突撃砲や自走榴弾砲の登場で戦車兵として再教育を受けた。ムードメーカー的存在だが口と手癖が悪く、何時も一言多い。砲撃技術とポーカーのイカサマの手は玄人だが、戦車兵としては新人である。 |
初期習得スキル:損傷修理、応急回復 |
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リカルト・ミューラー上級上等兵(32) |
戦車名:ブリッツ(稲妻) |
通信兵だが、軽装甲車や指令車さえ満足に配属されないオルクス隊なので「戦車に乗れ」との隊長命令で無理やり戦車兵にされる。無線の腕を活かした各種支援攻撃に長けるが、砲撃戦は苦手。元々かなりの小心者で、小銃の弾着にすらおびえる。 |
初期習得スキル:損傷修理、迫撃砲 |
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マクシミリアン・ボーデル伍長(40) |
戦車名:アイゼン(鉄) |
別名『鉄のマックス』。重装甲戦車を好み、敵の攻撃をはじき返すことを美徳としている。だが、電撃的な突進や射撃はやや苦手。涙もろく情に厚い。 |
初期習得スキル:損傷修理、装甲傾斜 |
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マルティン・フォン・ブーゲラウツ伍長(28) |
戦車名:シュナイデ(刃) |
騎士の家系で、父の代までは騎兵部隊に所属してきた。そのため、戦車を自分の愛馬扱いする。まぁ戦車は「軍馬」とも言われているが…。古風な話し方で、常に冷静沈着。拳銃のかわりに剣を愛用している。 |
初期習得スキル:損傷修理、機関全開 |
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その他、ステージが進行すると増員されていきます。
■ソビエト軍教導戦車団 ガデューカ隊
ドイツ機甲師団に対抗するため、スターリンの命で各地の熟練戦車兵を召集した精鋭部隊。スターリングラード攻防戦を皮切りに、ドイツ装甲部隊と終戦まで激しく火花を散らした。
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セルゲイ・ニコラエヴィッチ中尉(37) |
戦車名:ガデューカ(まむし) |
バルバロッサ作戦の苛烈な戦車戦を生き抜いた戦車兵。しぶとく忍耐強い上、氷のような冷静さ、鋭い判断力を持ち「まむし」の異名を持っている。片目は視力を失っており、砲撃によってそれを奪ったのはユルゲン。だが彼もユルゲンを負傷させた。 |
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ニーナ・オブロスカヤ上級軍曹(28) |
戦車名:プラーミャ(炎) |
「プラーミャ」と言うあだ名で呼ばれる女性戦車兵。男顔負けの勇猛さを持ち、セルゲイの為ならば命をも惜しまない。セルゲイに絶対の信頼を置いている。 |
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ピエトロ・トレスキー伍長(27) |
戦車名:ボリバー(闘争) |
若くして凄腕の戦車乗りだが、性格は冷酷で狂気じみており、捕虜も邪魔な味方も平気で殺す。懲罰部隊送り寸前のところをセルゲイに拾われた。それ以来、セルゲイの言うことだけは聞くようになった。 |
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ミハイル・クルツェフ伍長(23) |
戦車名:ソーコル(鷹) |
新人戦車兵だが、初戦闘で戦車を4輌撃破し、精鋭のガデューカ隊に配属となる。それは実力より運であると本人は謙遜している。 |
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ボリス・イワノフ軍曹(54) |
戦車名:プロートニク(大工) |
年配の熟練戦車兵。1次大戦から軍歴のある古参兵。セルゲイもその経験の深さには敬意を払っている。戦場での視野も広く老獪な技術を持ち合わせているが、持病の腰痛が弱点。 |
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デミトリ・アントノフスキー兵長(33) |
戦車名:グロザー(夕立) |
レニングラード芸術大学で絵の勉強中に戦争に駆り出された学徒。炭筆であらゆる所に似顔絵を落書きするのが趣味。 |
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ウラジミール・ラドチェンコ政治委員(38) |
ガデューカ近衛戦車団付きの人民委員。役立たず。「この事は党に報告するからな!」が口癖。 |
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