永峰和人の実の妹で、両親が死んだときに兄と別れ、神戸の叔父夫婦に預けられました。 |
町医者を営む両親と共に京都で暮らしていましたが、幕末の動乱で両親を失い、田舎の祖母に引き取られました。その祖母も先日亡くなり、「桐谷五郎を頼りなさい」という遺言に従って横浜を訪れます。 |
薙刀を中心とした古武術を伝える、仙台に住む名門のお嬢様。父親が幕末の動乱で受けた傷が元で亡くなり、男子がいなかったため、宗家の血を絶やさぬよう婿探しに上京します。家柄や出自に強い誇りを持っていて、古風な性格。実はお茶やお華も得意。柔術の一環として整体術の心得もあります。唯一苦手なのが料理で、陽子に指摘を受けるもまったく上達せず、嫁の貰い手がないのではと悩んでいます。 |
山奥で育った小柄で元気な少年。上杉美園とは同郷で、裕福な農家の生まれ。飲んだくれの父親と仲が悪く、家を飛び出しては、農作物を盗んだり、荒くれ者と喧嘩して金品を巻き上げたりしていましたが、美園の父に打ち据えられ、心を入れ替えて槍の修行に励むことになります。しかし、何度目かの父親との大喧嘩をきっかけに村を飛び出し、もっと強い奴と出会うため武者修行の旅に出ます。東京でつまらない喧嘩に巻き込まれて大暴れし、たまたま通りかかった桐谷五郎に打ち据えられてそのまま押し掛けの弟子になります。 |
琉球(現在の沖縄)からやってきた、小柄で元気娘。一見男の子のようですが、実は女性陣では一番のナイスバディ。両親が海難事故で帰らぬ人となり、祖父の手で育てられました。祖父は、唐手の達人で、子供の頃から仕込まれていました。ある日、父親が実は生きていて横浜にいるということを知り、一目会うために本土へと旅立ちます。横浜に行くはずがなぜか仙台まで来てしまい、そこで美園と出会って一緒に横浜へ向かうことになります。 |
海軍学校から転任してきた若きエリート海兵。軍隊仕込みのサーベルが得意な、横浜出身の地元っ子です。なぜか侍を嫌い、剣術家をライバル視しています。狭い日本を出て見識を広げたかったのですが、両親の商売が傾いたため、安く勉強できる海軍に入隊しました。おしゃれで遊び慣れているように見えますが、実のところ女性と付き合ったことはほとんどないようです。実は、ウブでまじめな正義漢。 |
悪霊退治を専門とする組織を作り、そのエキスパートとして6人の男女を集めます。この物語のキーパーソン。その素性は謎に覆われており、圧倒的な剣術の腕前を持ちながらも今まで決して表舞台に出てこようとはしませんでした。各地を放浪しながら人助けをしていたらしく、その中には著名な政界人もいるとのこと。今回の抜擢はその縁によるものらしい。幕末の維新志士にも知り合いが多いようです。洋食が大の苦手。 |
本職は警察官ですが、桐谷五郎に剣術指南役として招かれてます。桐谷とは、幕末の頃から交友があったようです。桐谷に勝るとも劣らぬ剣の使い手で、冷たい瞳の持ち主。 彼もまた過去のことを多く語りませんが、西南戦争にも参加していたようです。 |