《TONY
HAWK(トニー・ホーク)》
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トニー・ホークは20年以上も前から人々に知られていた。しかし彼がコンテストで優勝したり、THE900スピンを成功して、一躍若者の人気者になったのはここ10年間の話だ。彼はスケートボードを世界に広めた立役者で、少年にとってはカリスマ的存在である。多くのトリックを考え出し、その無限の能力と優雅さにより、トニー・ホークはスケート界の象徴のような存在となった。
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《STEVE
CABALLERO(スティーブ・キャバレロ)》
スティーブはモダンスケーティングのゴッドファーザーで、プロのスケートボーダーのあるべき姿を定義した存在だ。テクニカルスケーティングの新時代を切り開いた彼の技のフェイキーオーリー360は、彼の名にちなんでキャバレリアルと呼ばれている。十代のエネルギーと大人の知識で独自の道を切り開いている彼はすべての地形をその技術と情熱でライドしていく。 |
《KAREEM
CAMPBELL(カリーム・キャンベル)》
彼のスタイルの中では、西海岸と東海岸の感覚が見事に融合している。彼は対立する2つの地域の単なる橋渡しではない、本物のスケーターだ。都市で生まれ育った彼は、町でスケートの技術を磨いた。必要から生まれた彼のスマートでリアルでスムースな都市型のスケートスタイルは、都市に住む世界中のスケーターにとってのあこがれとなっている。 |
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《RUNE
GLIFBERG(ルーン・グリフバーグ)》
南カリフォルニアに住んでいるデンマーク人ルーン・グリフバーグは、デジタル電話で故郷の家族によく連絡することで知られている。しかしその優しさに反するかのようなパワースタイルは、彼を多くのバートコンテストで入賞に導いてきた。彼の練習場所は、主に公園、プール、ストリートなどだ。すべての地形でスケートをしてきた彼は、今日最も多才なスケーターとして認められている。 |
《ERIC
KOSTON(エリック・コストン)》
エリックは、バスケットボールチーム『Los Angels Lakers』の熱狂的なサポーターでもある。彼はNBAでの優勝を目指すチームをサポートする一方で、その革新的なスケートボードスタイルを進化させた。そのスタイルはクロスオーバーやスリーポイントシュートを決めたいという若いファンのバスケに対する夢を捨てさせ、バックサイドのノーズブラントスライドで15階段をすべり降りたいという夢を持たせるほどすばらしい。 |
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《BUCKY
LASEK(バッキー・ラセック)》
バッキー・ラセックは現在20代のスケーターだ。彼は、指導者であり友達でもあるトニー・ホークの影で長い間目立たなかったが、バートスケートの限界を超えたスタイルにより、サイドキックの常識を打ち破って台頭してきた。バッキーは、リップフリップやツイストで複雑で高度な技を数多く習得している。 |
《BAM
MARGERA(バム・マーゲラ)》
ペンシルベニア育ちのバム・マーゲラのスケートスタイルはまさに稲妻を蓄えた避雷針のようだ。彼は、その巨大なエネルギーを観客に見せつける。スケーターとしての素質には非常に恵まれていており、一部の者からは「スケートする雄ロバ」といわれている。彼は皆が真似をしたくなる代表のような存在だ。 |
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《RODNEY
MULLEN(ロドニー・ミューレン)》
ロドニー・ミューレンは今日のストリート技術を作り上げたスケーターだ。彼は現在のプロが基礎とするようなスケートのフリースタイルを数多く作り出した。平面オーリー、360フリップ、オーリーインポッシブルは、彼の究極のスケートボード概念から生み出された技である。 |
《CHAD
MUSKA(チャド・ムスカ)》
ムスカのスケートはプロのスケーターたちにルネッサンス的な革新をもたらした。彼はボードをカスタマイズして、それを跳躍やバウンドだけでなく、デモンストレーションや作曲など別の領域での自己上達のために利用している。今でもムスカはストリートでバウンドの妙技を恐れることなくテストし続けている。 |
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《ANDREW
REYNOLDS(アンドリュー・レイノルズ)》
アンドリュー・レイノルズはストリートスケートのビックドロップで有名だ。その高所から力強く落下する技は、常人が真似ようとすれば恐怖に駆られるだろう。まるでジャイロスコープで加速されているかのようなスウィングは、まさにストリートを我々スケーターの為に解放するファイティングマシーンの姿にほかならない。 |
《GEOFF
ROWLEY(ジェフ・ローレイ)》
ジェフ・ローレイの空中での技は、彼を単なるすばらしいスケーターから更に1歩前に進めている。この元イギリス人は、スケートの真髄というべき自分との競争を常に実行しているのだ。ジェフは、レールおよびダブルセットで「王の暗殺者(King
Assassin)」という公認タイトルを保持している。 |
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《ELISSA
STEAMER(エリッサ・スティーマー)》
エリッサ・スティーマーはスケーターの中のスケーターだ。彼女は、最初の女性プロスケーターとして知られている。彼女は常に進歩を望み、いつも一段高い位置を目指している。フィールドでの活躍を見ると判るが、彼女はスケートのスタイルを変えつつある。その姿はまるで、性別による差別を拒否して進歩し続けているかのようだ。 |
《JAMIE
THORMAS(ジェミー・トーマス)》
15年間シリアスなスケートを続けてきたジェミー・トーマスは、常にスケートについて考え、「信仰の第1歩」的なスケートを確立してきた。彼の引退はまだまだ先の話だ。強い意思により、彼はハンドレールやギャップで加速し、「いかに遠く」「いかに高く」というスケートの概念を追求している。 |