世界観>Territory>ブレトワルダ王国
「いつもながら先生の講義は為になるなぁ」 「あぁ。実践主義とは言ってるけど、先生の場合、講義もおもしれーよな」 「待ってくれ。結局、アリオスどのは何を言いたかったのだ?」 「つまり、聖剣スプンタに拮抗する力を持つ闇の剣という存在はこれも世界の意思が現出したものと推測できるわけですね」 「は? 闇の剣なんて一言も……」 「ってことは、世界もまたホメオスタシスを持つ生き物のようなものだと言えるのかもな」 「なるほど、良くわかった。自画自賛ばかりではなかったということだな」 「もちろん先生が謙遜するぐらいだから、僕もまだまだ及びませんよ。氷の魔術以外は」 「そうだなー、先生だけには敵わないよな」 「なるほど、良くわかった! やはりあなたたちはアリオスどのの弟子だ」 |