開
発担当のKです。
「ソーシャルゲームの作り方」と
いうテーマで、5回に分けてお話ししています。
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いいね!ボタンを押していただければとってもうれしいです。
今回(第4回め)のテーマは
「FLASH
開発の留意点」と「開発フェーズでの苦労点」
です。
FLASH開発の6つの留意点
1:
メモリが漏れる
ライブ ラリやプロファイラを うまく使って解消する必要があります。
※「メモリリーク」とは?
プログ
ラミングにおけるバグの一種。プログラムが確保したメモリの一部、または全部を解放するのを忘れ、
確保したままになってしまうことを言います。プログラマによる単純なミスやプログラムの論理的欠陥によって
発生することが多いです。気をつくましょう。
※「ライブラリ」とは?
汎用性の高い複数のプログラムを、再利用可能な形でひとま
とまりにしたものです。
※「プロファイラ」とは?
動作中のプログラムがどの処理をどういった順序で実行した
かを監視するプログラムのことです。
2:
マウス向けのインターフェイス
優れたインターフェースに行き着くことが出来ませんでした。
3:
サーバとの通信負荷の軽減
通信負荷の軽減に気をつけました。仕様レベルの改変での通信量の軽減も
検討しました。
4:
プログラマ、デザイナとの連携
エクセルで管理しプログラマとデザイナの連携を取りやすくしました。
※データを作成するデザイナーがエクセルに記入し、
5:
多言語対応
言語切り替えをするように作成しました。
今 後はgetText等 を使用するほうが良いと思います。
※「getText」とは?
国際化ライブラリの構成要素の一つであり、多言語対応のソ フトウェアを開発する際に用いられます。
6:
データの再利用
よ
く使う「ボタン」や「メニュー」「アニメーション」などを簡単に再利用できる
ように基本セットを作成しました。
これによって、新しい画面が追加されてもわりと簡単に作成することが
出来るようになりました。
開発フェーズでの苦労点
1:
リソースファイルが隠せない
「メ タルサーガ・ニューフロンティア」では
ユーザーが3Dモデルのリ ソースファイルに直接アクセス出来てしまい、
実装前のデータがばれてしまうことがありました。
(今だから言えますが、当時はかなり焦りました。汗)
※「リ ソースファイル」とは?
アプリケーションで使用する非実行可能データ ファイル (イメージ ファイル、ビデオ ファイル、オーディオ ファイルなど) を
表します。
2:
ダミーデータは置かない
ダミーデータが表示されてしまうことがありました。
ダミーデータだからといって著作権が絡んだものや、変なテキストは
使用しないようにしましょう。
3:
embedで隠す
リソースファイルを、embedでswf内 に埋め込んでしまえばツールからは
見えなくなることが分かったの で、次回からは実装したいと思います。
※「embed」とは?
データファイルを埋め込むためのタグのことです。
※「swf」とは?
Adobe
Flashを始めとしたアドビシステムズの製品により作成可能なマルチメディアのファイル形式で
「Small Web Format」の略です。(昔は、shockwave Flashといっていた頃もあったような)
4:
通信を減らす
通信を減らすような作りにしました。
※基環境との通信が多いと、基環境の通信負荷に引っ張られてしまい、
正常動作が出来ない場合があるため。
※「OpenSocial」とは?
ウェブベースのソーシャルネットワークアプリケーションの ための共通の
アプリケーションプログラミングインタフェース(API)群のことです。
5:
Subversionが遅くなる
入れて運用していました。
その結果、Subversionの 動作が遅くなり、開発時にストレスを感じるように
なってしまいました。リポジトリにどのデータを入れるかを良く考えましょう。
※「リポジトリ」とは?
データの貯蔵庫を意味し、データベースともいえます。ソフ
トウェア開発および保守における各工程の様々な情報を
一元管理します。
※「Subversion」とは?
プログラムのソースコードなど
を管理する集中型バージョン管理システムの一つです。
これで、第4回は、終了です。次回でいよいよ最終
回となります。
次回の最終回(5回目)は、「運用開始後の苦労点」と
「他プロジェクトで活かせた部分」
などについてお話いたします。
なお、ご意見、ご質問
などは、こちら(フォーム)から、お願いいたします。
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と、記入いただくとうれしいです。
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ではまた。