英国式田舎のつくり方 (タツミムック) (大型本)
ゲームを作るにあたって、資料はたくさん必要になります。
この本は8年くらい前、田舎暮らしという物は何なのかを知るために買ったものです。
ひつじ村を作るために買った一番初めの本、というよりも、この本からひつじ村になったという感じです。
ぐっときた項目をあげると、
実のなる生垣
背の低い木を根本で折り曲げて斜めに立て、柵のように立てた棒に縛っていく。
こうすると、根本から隙間のない生垣ができる。
生きている木なので、葉っぱがつくし、木の実もつく。
動物の餌になるし、安息所にもなるというもの。
家畜のローテーションによる、牧草の利用
家畜によって、好む草の長さが違う。
馬→牛→羊→ガチョウの順番で放牧すると、一つの牧草地で順々に草を食べさせられるというもの。
この2つの要素は、ゲーム中では再現していません。
この本とゲームを見比べれば、ゲームに再現できた事、出来なかった事がよく分かると思います。
PS2版では出来なかった事が、ひつじ村DSでは結構できています。
インディアンランナーというアヒルを知ったのも、この本です。
この本を読んで感じたのは、「近代的集約農業」よりも、「粗放的、手づくり農業」の方がいいな、という事です。
もちろん、近代的な集約農業は必要だけど、それはプロがやればいいと思います。
現在はなかなか手に入らない本だけど、もし手に入れば、きっと宝物になると思います。